どうもこんにちは、統合失調症になって11年くらい闘病しているダイダイです。
今回はわたしが7年くらい前に発症した電車恐怖症を治した時のことを書いていこうと思います。
わたしが電車恐怖症、いわゆる広場恐怖症になったのは浪人生として予備校に通っていた19歳の時です。
その日、わたしは朝電車に乗り予備校に向かいました。その日は予備校の授業についていけず、かなりストレスが溜まった状態で、心身共にボロボロでした。
その電車には中学時代の友人も一緒に乗っていたのですがその友人たちは自分より明らかに勉強が進んでいてがんばって勉強していました。
その姿をみると「自分って本当に無能なんだなあ」と漠然とショックを受けていました。
そして、“それ”はやってきました。
突如、呼吸に異変が起こり、いくら息を吸っても酸素が不足してる感じ。
そして気分が悪くなり、頭が真っ白に。
過呼吸と気持ち悪さで電車からころげるように脱出しました。
そして、駅のホームでうずくまりました。完全なるパニック症状。しばらくすると呼吸が落ち着き何とか立てるようになりました。
その時頭に浮かんだのは「自分は本当にダメな奴なんだな」という絶望でした。
いろいろな思考が頭の中を一通り過ぎさって少し落ち着いたので家に何とか帰りました。
そして次の日から1週間ほど予備校をお休みして布団にくるまって泣く始末。
何とか回復し予備校に向かおうと電車に乗ろうとしました。
でも、乗れません。
頭では電車に乗ろうとしますが心が恐怖に埋め尽くされてホームから乗り移ることができなかったのです。
その後完全に広場恐怖症になりました。電車に乗るのが怖くてしかたないのです。「もし、電車で発作が起こったら逃げ場がない」そう思うと怖くて怖くて電車に乗れませんでした。
しかし、電車に乗れなければ生活に大きく支障をきたします。何とか電車に乗れるようにならなくては…。めちゃくちゃ焦りました。
そのためにわたしがしたことはまず、精神科医から処方してもらった薬を電車に乗る前に飲むこと。
それから、発作が起きないように心を落ち着けるグッズを用意しました。水や音楽プレーヤー、気になっていた本などです。
そして電車に乗る前に深呼吸して
「発作が起きたらすぐ次の駅で降りればいい」と胸の中で復唱します。
電車がホームに入りドアが開いたら無理やり足を電車内に踏み込んで「えいや!!!」と勢いよく乗り込みました。最初はほんとに次の駅で逃げるように下車したりしましたが、何度もチャレンジしました。
そんなことを繰り返すうち何とか電車に乗れるようになりました。
最初はめちゃくちゃ怖くて死にそうでした。しかし、怖いからといって避けているだけではいつまでも電車に乗れません。とにかく慣らすしかありませんでした。
今思うと自分はめちゃくちゃ頑張っていましたね。本当に今電車に乗れるのはあの時死ぬ気で頑張っていた自分がいたからです。
こわい体験をするとトラウマになりますが結局その体験を克服するしか方法は無いようでした。諦めず根気よく慣らしていけば必ずよくなると今では痛感します。「できた自分をほめる。できない自分を責めない」これに限ります。
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