天職の見つけ方

今回は「やりたいこと探し専門心理カウンセラーの日本一やさしい 天職の見つけ方(中越裕史)」という本の内容をまとめたいと思います。

読もうと思った理由

正社員を辞めて1年以上経過した。常に自分の天職とは何か考えていた。そんな折尊敬する樺沢紫苑先生の「ストレスフリー超大全」の自分の「天職の見つけ方」という項目で参考図書としてこの本が紹介されていたので読んでみた。

気づき①天職は3つの要素が重なったところにある。

天職とは⑴『内発的動機付け』好きという気持ち、⑵『自己決定要因』自分で選び決めること、⑶『意味への意志』自分にとって意味ある仕事、が重なる点こそ心が満たされる働き方=天職になります。では、それぞれの要因について解説します。

⑴内発的動機付け

内発的動機付けとは、自分の内面から「挑戦してみたい」「好きだからやってみたい」「やりがいを感じる」といった感情が沸き上がる気持ちです。

⑵自己決定要因

自己決定要因とは、自分で考え、自分で決めることです。自分で選んだことには責任が生まれます。責任があるから一生懸命になろうとする。一生懸命になるからこそ、そこにやりがいが生まれる。これこそが天職につながる道になります。他人からやらされることには本気になれません。自分で選ぶことに意味があります。

⑶意味への意志

この仕事には意味があると確信が持てるかどうかも天職を考える際必要です。この世の中にある仕事は人に役立つことが前提で存在しています。しかし、自分自身の価値観としても意味があると感じる仕事でなければ天職といえません。無意味なことに情熱は持てません。

この3つの要因が重なるポイントに天職はあります。まずはこの3つのうちで、自分にとって一番大事なのはどれか。その一つを満たすには、どうすればいいのか考えていきましょう。

気づき②やりたいことの見つけ方は思考ではなく行動。

天職の3つの要素がわかったところでその重なるポイントを見つける方法についてです。まず、働き方で迷子になった際、「やりたいことを明確にしてから、行動しよう」と考えてはいけません。なぜなら「生き方や働き方には、明確な地図など作れない」からです。最初はザックリ方向を決めます。それから修正しながら考える。これが王道です。失敗と修正を繰り返すしかないのです。その時、不安でしょうがないかと思いますがもがいていれば必ずやりたいことは見つかるのです。

ある程度、行動していれば目標を建てるときもあるでしょう。その場合、目標がコントロールできるものか確認しましょう。例えば、『100万部のベストセラーの本を出す。』この目標は著者いわくダメな目標です。なぜなら、自分でコントロールできる内容ではないからです。もっと自分のできることに目標を落とし込むことが重要になります。『100万部のベストセラーを出す。』→『そのために内容を濃くできるようにアイデアを生み出す。』まだ、だめです。さらに、『アイデアを生み出すために一日一時間白い紙の前に座り、何か書きだす。』このレベルまで落としこみましょう。

気づき③好きなことは自分で選べない。

最後に天職を見つけるための最も大事な逆転の発想があります。それは「自分が何を好きになるかは、実は自分自身では選べない」ということです。どいうことかというと、例えば絵を描くのが好きで絵描きになった人がいます。でも、その人は自分から絵を好きになろうとしたわけではありません。ただ、生まれてみたら、絵を描くのが好きな人間に生まれていたというだけなのです。様々なことを突き詰めていくと「こういうことを好きになることが、自分の人生に与えられていた。」としか考えられなくなります。では、人生から与えられた能力、才、適性をどう使うかが問題です。自分には無理だとあきらめるか。それともその能力を最大限生かすか。あなたはどっちの生き方をするでしょうか?

以上がこの本を読んで気づいたことになります。自分の人生で天職に出会えればそれはとても幸福だと思います。だから、私はまず、天職を見つける要因3つについて考えていこうと思います。そのことについてはまた記事としてアップしようかな~。

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