今、「認知症世界の歩き方」という本を読んでいる。別に認知症に興味があったからではない。今作成している出版企画書の参考にしようと思ったからだ。
以前、出版企画書を精神科医の樺沢紫苑先生にみてもらった際、専門家ではなく当事者の目線から書かれた本としてこの本をおすすめされのだ。
この本の特徴は「とにかく本人の視点で認知症を知ることのできる本目指した」ことだろう。認知症は罹った本人がどういう世界を生きているのかが周りの人にとっては理解し難い病。それを当事者は世界がこういう風に見えているとわかりやすく教えてくれる作りになっている。イラストも豊富で本の内容もストーリー仕立てなのですごく頭の中に入りやすい。
私が出版しようとしている本は「メンタル疾患を患者目線でどう共存していけば良いか」を解説するような内容にしたいと思っている。
メンタル疾患も基本的に罹患していない人からすれば「どういう病なのか?」しっかり理解するのはかなり難しい病だろう。
腕が折れているとか、熱があるなんていう見ただけでなんとなくわかる病と違い、症状がわかりにくい。客観的に理解するのはとても困難だろう。
だから、患者目線の情報は非常に役に立つ。今まで理解の及ばなかった人たちでもその本を見れば患者が何を思っているのか?どういう状態なのかある程度理解することができるだろう。
この「認知症世界の歩き方」はそういう点ではかなり良くできていると感じた。
今企画書を書いている私にとってこの本は良いお手本になる。
しかし、それと同時にちょっと困ることもある。こんなにクオリティーの高い本を見てしまうと「こんなすごい本と肩を並べる本が自分に書けるだろうか?」と。
ちょっとおよび腰になった。
まあ今の段階ではそんな心配をする必要はないんだろうけど。
あと、もう少しで企画書の提出期限なので頑張りますかね…。
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