今東京に高速バスで向かっている。
東京に最後に行ったのはまだ大学生だった5年前になる。
その時は友人Nと一緒に高速バスで東京へ遊びに行った。
高速バスはその他の交通機関よりお安く使えるので貧乏学生だった私たちにはとてもありがたい存在だった。
高速バスで新宿まで行ってから浅草や神田など東京の下町に向かった。
浅草寺などを巡りながら友人Nと「こち亀」の世界観を見て回るのはとても楽しかった。
しかし、この度での一番の思い出はホテルに泊まったときだった。
予約していたホテルに入って手続きをしているときホテルマンがミョーな顔をしていたのだ。
なんとも不可解な顔をしていたが、特に気にせず部屋へ向かった。
その部屋に入った瞬間、なぜホテルマンがミョーな顔をしていたか、理解した。
ホテルのベッドがダブルで一個しか置いてなかったのだ。
どうやらその部屋はカップル向けの部屋だったのだ。
確かにそんな部屋に男二人で泊まるなんてホモに見られていたのかもしれない。
昨今、性の多様性が認められてきているが、あの当時はまだまだ認知されていなかったのだろう。
めちゃくちゃ変な目で見られたのだ。
要は私が部屋の予約を間違えちゃったのがいけなかった。
友人Nもこれには苦笑いだった。
結局、ベッドの真ん中に荷物を置いてお互い半分ずつ使うことにした。
やれやれ、オモシロイ失敗をしてしまったものだ…。
友人Nと会うときはいつもこの話題で苦笑いしている。
友人Nと旅行行きたいなー。
そんなことを思う、バスの中。
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