「この本、わかりやすそうだな!」
そう思い手に取ってみたのがこの本、「ニュートン式 超図解 最強にわかる! ! 精神の病気」だ。
今までの精神疾患に関する書籍はどうも堅苦しくて、読んでいてもなかなか理解しにくいイメージがあった。
しかし、この本は図が多く、サラッと精神疾患のことについて学ぶ入門書としてはもってこいだと感じた。
この本を読んで気付いたことは、3つある。
まず、20歳以上の約10%が精神的な苦痛を感じながら生きているということ。
私は今まで精神的な苦痛を抱いている人はどれくらいいるか知らなかった。
しかし、この本ではざっくりとしたデータが載っており、見やすい図表で表現されており、
「そうか、精神的に苦痛を感じている人は10%もいるんだ。」
と理解できた。
このことから、精神的な苦痛を感じることはまったく珍しいことではない。
むしろ、よくあることだから、「何で自分は苦しんだろうか?」「なぜ自分ばっかり苦しい思いをしているのか?」などといった感情は見当はずれで、「自分が精神的苦痛を感じるのは人間としてよくあること。珍しくもなんともない」と思えるだけで少し心が軽くなった。
次にうつ病になりやすい人は思考、考え方にクセがあり、そのクセを変える方法として「認知行動療法」が効果的だと学べた。
精神疾患になりやすい人は「0/100思考」「完璧思考」などの考え方にクセのようなものがある。
そういったクセを改善することで精神疾患から抜け出せる、それが認知行動療法なのだそう。
ただ、この本は認知行動療法に関して詳しいところまでは書かれていないのでもっと詳しく知りたいと思ったら、もう少し専門的な本を読んだほうがいいだろう。
次は認知行動療法に関する本を読もうと思えた。
最後に自殺を防ぐために周りの人が心がけることとして、「TALK」を意識するといいと知れた。
「TALK」とは「伝える」「尋ねる」「聞く」「安全確保」といった言葉の英語の頭文字をとったものだ。
「伝える」とは「あなたは私にとって大切だ」と自殺しないように伝えること。
「尋ねる」とは「自殺したい気持ちがないか」尋ねること。
「聞く」とは「死にたいという気持ち」に耳を傾けること。
「安全確保」とは「自殺しそう」な人を一人にしない、もしもの場合は入院など適切な処置を行うこと。
これらのことを意識して自殺予防に努めることが大切。
このことをしっかり頭に叩き込みたい。
以上がこの本を読んでの感想だ。
なかなか理解しづらい「精神の病気」に関して広く浅く学ぶにはもってこいな本でした!
この記事が面白いと思った方はいいねやフォローをよろしくお願いします!
また、感想などを書いていただけると非常に嬉しいです!
コメント