統合失調症を振り返る・序

私が統合失調症になったのは中学3年生の頃だ。私の場合いわゆる陰性症状が強く出た。最初にやる気が無くなったりした。集中力が無くなるから受験勉強にも全く身が入らず、毎日毎日無気力の死んだ魚みたいだった。結局精神病棟に入院して何か月もボケーッと過ごした。一番ショックだったのは今までできたことが一切できなくなることだった。本を読むことも、勉強することも、誰かとお話しすることも人生の楽しみを一切合切奪われた。青春時代を奪われた。

そんな感じに病気と付き合い始めた。その後、通信制高校に通い、浪人して、大学入学して今は新社会人として生活している。

今でこそ、そこそこ普通に生活できるようになったけどなかなか大変な10年間だった。そこでこの10年間を振り返って統合失調症って何だったんだろうなと振り返っていきたい。