さて、この間の記事の続きを書いていこうと思います。
https://note.com/nakanaka_japan/n/n15b8b5f4d8b2
統合失調症を発症し、もはやこの世の終わりだと感じていた10年前のわたし。
しかし、2022年現在は3つの仕事を掛け持ちしながら毎日幸福に暮らしています。
なぜ、ここまで人生をいい状態にすることができたのでしょうか?
今回はその理由を振り返っていこうと思います。
発病後、数年
まずは統合失調症になって数年間、高校生だったころ。
その当時、わたしは自宅から通える距離にあった通信制高校に通っていました。正直進学校に行きたかったわたしにとっては何とも場違いな高校でした。
通っている生徒の多くは大学に進学するというよりは自分らしさを大切にしたい個性的な方ばかり。
勉強に強いこだわりのあった私としては「なんでこんなところに来てしまったんだ」ととても悔しいような悲しいような気持ちでいっぱいでした。
とはいえ、統合失調症を発症したばかりの自分では毎日同じ時間に登校するなんてとても無理な状態な状態です。
朝起きても起きる気がせず、気力をチャージするために2度寝、3度寝は当たり前。勉強しようにも集中できず、イライラするのは当たり前。当たり前の学校生活を送るのは到底無理な状態でした。
だから、自分の不甲斐なさに歯を食いしばりながら通信制高校に通っていました。
当時はなぜ自分が病気になったかその理由がまったくわからず、ただ理不尽な現実に憤りを感じ、「何とか病気を治さなければ」と焦っていました。
病気を治す思考法
後々知ることになるのですが、この当時のわたしは「病気と闘う」「自分は病気ではない」といった「否認」「闘病」という状態でした。
わたしが敬愛する精神科医の樺沢紫苑先生の著書「精神科医が教える病気を治す 感情コントロール術」にも書かれているのですが、この「否認」「闘病」という状態は病を悪化させる、最もやってはいけないことだったのです。
といっても、当時10代後半のまだ精神的に幼かった自分はそんなことは知らなかったし、気づけるわけもなかったのです。もし、この「否認」や「闘病」という感情を抱かなかったら、もっと早く病状が回復していたと思います。
今、幸福に暮らしている理由の一つは長い間、病気と向き合い時を過ごしているうちにいつも間にやら「自分は病気ではない」「病気は徹底的に治さねばならい」といった感情が「自分は病気である」「病気とともに日々を過ごしても大丈夫」といった考えに変わっていったことが大きいです。
だから、病気を患っていても幸福になるには病気に対する認識を変える必要があるのだと思います。
「病気とともに生きる」「病気でも幸せにはなれる」そう思うことが何よりも幸福への近道。
今病気で悩んでる方の一番伝えたいことです。
コメント