今回は先ほど読み終えた「人生の土台となる読書(pha)」という本について書きたいと思います。
この本を読もうと思った理由は以前から注目していたphaさんの最新刊だったからです。
phaさんといえば元日本一有名なニートと呼ばれた方です。
「しないことリスト」や「知の整理術」といった多数の書籍を世に送り出してきた方なので今回の新刊も期待しながら読みました。
気づき
この本を読んで思ったことはphaさんの本から得た内容を自分の中で咀嚼してしっかりと身に着けている点です。
ところどころでにじみ出る人間臭い考察がとてもいい味をしています。
私が最も気になったことは25項目の『自分の情けない部分を「私小説」のように書く』というところです。
長年私は文章を書きたいと思ってきましたがなかなか書き出すことができませんでした。
なぜなら若いうちは人生経験が乏しいので書くネタが見つからないのです。
そんな悩みを持った私にとってある種の解決策がそこには載っていました。
「書くネタの無い人はまず、自分のことを書くしかない」
「自分のことを書くのは文章の基本」
これに私はこころを貫かれました。
なるほど、書くネタがないなら自分のことを書けばいいのか!
目から鱗でした。
そして自分のことを書くとき、それを小説のように書く私小説がおすすめとのことでした。
私小説を書く上で重要なのが「自分の恥ずかしさ」を暴露することです。
これを小説家のモーパッサンは「皮剥ぎの苦痛」と呼んでいたそうです。
自分の恥を暴露するなんてとてもツライことだと思います。
しかし、書くことで自分の中で解決することもあります。
恥ずかしいことにけじめをつけて自分の人生を前に進めるそんな営みも時には必要です。
そういった自分の負の思い出を書いてみることで過去の自分を埋葬できるのです。
この本を読んですること
私はこの本を読んでやりたいことが見つかりました。
それは「自分の恥ずかしいこと」を私小説として発表することです。
そんなことに何の意味があるかは正直わかりません。
しかし、偉大な作家の多くは、私小説を書いていたそうです。
文章を書き始めた私にとってはもってこいの機会です。
早速書いてみることにします!
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