人は笑顔で変われるか・・・大いなる実験

久しぶりに幼い頃の自分のアルバムを覗いてみた。

そこにはいつもニコニコ笑っている男の子が写っている。

さて、今の自分の顔を鏡で見てみた。

そこには不機嫌そうな男の顔が映っている。

「これが同一人物なのか?」

ちょっとにわかに信じがたい。どっちかが実は偽物なのではないか?

そう思いかけた。でもそれは紛れもなく過去の自分と今の自分だ。

なんでこんなに顔の印象が違うのか?

それはたぶん、人生の荒波に揉まれてしまったからだろう。
写真に写る幼き自分はまだまだ無邪気な子供だった。
でも、今の鏡に映る自分はそれから十数年さまざま経験をした。
嫌なことや辛いこと、楽しいことや嬉しいこと。
そういったことを経験したから、今の自分はそんな顔をしているのだ。

・・・というのは、実はちょっと違うと思う。

それだけではなく、ここ十数年、あんまり笑わなくなったせいだと思う。幼い頃は何か嬉しいことがあれば大笑いしていた。

でも、大人になるにつれ空気を読んだり、何か面白いことがあっても笑うのを控えたりするようになった。

社会性が身に付くにつれ、笑うことが苦手になった。

それに加え、思春期の壮絶な経験(イジメ、精神疾患との闘病など)が私の顔から笑顔を奪っていった。

その結果、鏡に映る自分は幼い頃に比べて不機嫌そうになったのだろう。

この不機嫌そうな顔を見ていると

「もうちょっと愛想よくしてくれないかな?」

そう思えた。こんな顔をしていては自分も周りも嫌な気分になる。

だから、ちょっとチャレンジをしてみようと思う。

何かというと日々の日常に笑顔を増やすように画策するのだ。

例えば、1日5笑運動をしてみる。

要するに1日に5回は笑う時間を作る。

バラエティー番組を見て笑ってもいい。
朝起きたら笑顔を作るでもOK。
誰かに挨拶する時に笑顔で挨拶する。
ギャグ漫画読んで笑うのもあり。
自分の脇をくすぐって笑ってもいい。

とにかく、笑う機会を意図的につくる。

毎日仏頂面してきた自分が急に笑い始めては周りから変な目で見られるかもしれない。

でも、その分変化も大きいかもしれない。

何事も試してガッテン。

昔のように笑顔が当たり前の自分になりたい。

笑えるような人生を作りたい。

さて、その成果は、いかに??

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