私はかれこれ10年間統合失調症と共生してきました。
発症してからだいぶ苦労して気がするけどまあ、楽しいことも多くあったように思います。
統合失調症になったからといって必ずしも不幸になるわけではないのだと思います。
要はどこに意識を向けるかということな気がします。
楽しいことに意識を向けるか、苦しいことに意識を向けるのか。
統合失調症だからといって苦しいことだけしか経験するわけではありません。
どう頑張っても楽しいこと、うれしいことが起きているのです。
あとは気づくだけだと思います。
ある日仮に嫌なことがあったとしましょう。
また、仕事に失敗した。また、家族に迷惑をかけた。自分に価値を見出せないことがあったとしましょう。
でも、よく観察してみましょう。一日中悪いことしか起きないなんてありえますか?
前にできなかったことができた。新しい出会いがあった。ささやかな喜びがあった。
一日中良いことしか起きないなんてこともなかなか無いけど、一日中悪いことだけなんてこともなかなか無い。
だいたい半分ずつくらいあるのです。
じゃあ、あなたはどっちを見続けますか?どっちを大切な思い出に残しますか?
私は病気でいろいろできないことや苦しいことが日常茶飯事でした。
でも、私はそんな”苦い”思い出より
楽しかった・うれしかった・面白かった”甘い”思い出を心に仕舞います。
そっちの方がいい人生だったと思って生きられるのです。
どっちを見るかはあなた次第です。
苦しいこと、嫌なことは極力見ないフリ、知らんぷりです。
私は自分の見たいよう自分の人生をみたいのです。
これは私だけに許された特権です。
だから、安心してください。
”幸福な人生”って意外と目の前に転がってますから…。
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