統合失調症のわたしが屋根のペンキ塗りで幸せを感じたワケ

屋根のペンキ塗り初挑戦

先日から仕事で屋根のペンキ塗りを行ってきた。

一戸建ての建物四棟の屋根を2回塗るという意外と大変な作業。

ペンキ塗りの経験はほとんどなく、YouTubeの動画などを参考にして思考錯誤しながら作業を行なった。

照りつける太陽の下、朝早くから陽が落ちる寸前までとにかくペンキを塗りたくる。

その時、わたしの脳内はどうなっていただろうか?

「あーめんどくさい」「もうやりたくない」「仕事を放棄して帰るか?」

・・・といったことはあまり思わなかった。

むしろ、時間が飛ぶように去って、「あれ、もうここまで塗れたか!!」と自分でも驚くような進捗具合だった。

むしろ、作業中は集中しているのでとても気が楽で、ありがたかった。

なぜなら、わたしは暇になると「将来の不安」や「過去の後悔」に悩まされるからだ。

何もしていないとネガテイブな感情に心が支配され、ダウンしてしまう。

逆に忙しすぎても良くないが、適度な作業はわたしの心の安寧には必要なのだ。

では、ペンキ塗りの何がわたしの心の安寧に繋がったのか?解説していく。

ペンキ塗りの効果① 今ここに集中できる

まず、ペンキ塗りという作業は「マインドフルネス」のような効果があるのだと思う。

屋根のペンキ塗りという作業は「今、ここ」を意識して作業しなければならない。

なぜなら、注意を別のところに向けていると屋根から転げ落ちたり、ペンキを間違った場所に塗ってしまう危険性があるからだ。

とにかく目の前のことに集中しなければ作業が進まない。

今の自分の呼吸や身体の動き、ペンキの塗り方など多くの目の前の今起きていることに意識を集中させる。

まるでプロのスポーツ選手のように「ゾーン」に入るのだ。

一度その状態に陥るともう時間感覚は当てにもならない。

区切りのつく場所まで塗り終わるまで意識は別のことに動かず、ただ「目の前」に固定される。

この状態はメンタル的に非常に安定したいい状態だ。

雑念はわかず、嫌なことは一切思い出さない、苦しみや辛さのない平和な時間。

ペンキ塗りの効果② 達成感が得られる

そして、ペンキを塗り続け屋根の端に辿り着けば、「お、ここまで塗れた!」と嬉しくなる。

なぜなら、ペンキ塗りは自分の成果が目に見えてわかるからだ。

塗れた場所が自分の努力の成果で、まだ塗れていない場所がこれからのやりがいだからだ。

ペンキを塗れた場所が増えていくのは達成感が得られて幸せな気分になる。

逆に屋根のペンキを塗り終えると「まだ塗り足りない」と寂しさを覚えてしまった。

とても幸せな気分だった。

まとめ

まとめると、ペンキ塗りという作業は

  1. 今ここに集中することでネガティブな感情を抑える

  2. 塗り終わった場所が増えていくことで達成感を感じる

というメンタルを安定させる効果があるのだ。

たかが面倒な屋根のペンキ塗りとてこのように素晴らしい効果もある。

みなさんに最後に言いたいことは「メンタルを安定させる方法は案外身近に存在している」ということ。

日常をよく観察していると思わぬ発見があるかもよ!!

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