治療のためにやったことが人生に生きるんです。

今日は児童館的な施設でのお手伝いの日。

あいにく天気が悪かったので室内で私が講師となって刺繍教室を行いました。

刺繍なんて子供には難しいと思ってしまうかも知れませんが意外と子供たちは興味深々。

試行錯誤しながらお手本通りに布に糸を抜いてつけていました。

思い返してみると私が刺繍を始めたのは統合失調症が酷くて何にも集中できなかった頃。

とにかく同じ作業を続けられなかった。

しかし、「このままではいけない」と思い、今は亡き姉が使っていた手芸道具を引っ張りで出し、右も左もわからず一つ一つ縫う練習を始めました。

初めはとにかく一つ糸を縫うたびに「いいぞ、俺」と自分を褒めながらチクチク縫う作業していた。

そのうち勢いにのって15分、30分、1時間、3時間と集中できるようになり、今では子供に刺繍を教えられるまでになった。

いちよう講師代としてささやかな謝礼もいただいているので自分の趣味がお金にもなっている状態。

本当に自分のやっていきたことが無駄にはなっていないと感じた。

統合失調症で苦しみ、そこから抜け出すために始めた刺繍が思わぬところで仕事になったというのは面白い。

今後も自分の趣味を楽しきながらやっていきたい。

熱心に刺繍する子供たち
子供の作った刺繍!

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