最近、どうやら調子が悪いらしい。疲れているわけではないと思う。でも、心が弾まない。何か生み出そうと必死になるが必死になるほど何もできない。ぐるぐる思考が回っている。なんとも混迷な心境だ。疲れているなら休めばいい。しかし、肉体的にも精神的にも疲れているようには思えない。だからと言って何かに心血を注げるかといったら、そういうわけでもない。ただひたすらにぼーっとしていたい。でも、ぼーっとしていると嫌なことを考えてしまう。「このまま何もできず死んでいくのでは・・・」「何か不幸な目に遭うかも」そんなことを延々と考えてしまうのだ。
そんな折、友人と少しおしゃべりをする時間があった。そこで少し相談した。
「最近、こういう具合でなんとも参る」
すると友人はキッパリ
「暇だから、何かと考えすぎてしまうのだよ、トイレ掃除でもしてみてはどうか?」
それもそうかとわたしはトイレ掃除を熱心に行った。すると、漠然とした悩みはどこかに消えてなくなっていた。まるで水で流さレ多様だった。なんと清々しいこと!
そして気づいたのは、「あ、自分は暇すぎるのだな。」ということに。
自分一人ではどうしようもなかった悩みが友人に相談するだけで解消した。
悩みというものは辛い、苦しいとストレスがかかり、どうしていいかわからず、ずっと停滞していると起きるものだ。
このような悩んでいる状態から脱却するにはまず、辛い、苦しいという思いを少しでも軽減するべきなのだ。要は胸のうちを吐き出すこと。そのためにできることは家族、友人、恋人なんでも良いから周りの人に話を聞いてもらおう。
その次に人に「どうしたらいいか?」聞いてみる。悩んでいる自分では見えなかったような新たな気づきや解決のヒントがわかるかもしれない。他人に聞いてもわからなかったら悩みの解決方法をインターネットで検索したり、本で調べてみよう。そういった情報を調べれば意外と悩み解決の答えが載っているものだ。
最後に得たアドバイス、解決のヒントをもとに行動しよう。悩みはずっっと立ち止まっているから起こるもの。動いていれば悩みの方から消え始める。悩みを消すために行動すればその悩みはいつの間にやら消えていく。
今回のわたしの場合で言えば「モヤモヤした悩み」を友人に相談することでストレスを軽減させた。そして、軽くなった勢いでアドバイスを求めた。ストレスが軽減しても自分で解決の糸口を見つけられるかはわからない。こういう場合は他人に探してもらうのも有効だ。そして最後にそのアドバイスを忠実に実行すると少なくとも前よりマシな状態になれる。完璧に解決するのは難しい問題でも以前より苦しみが解消すれば御の字だ。
・・・この話は精神科医で作家の樺沢紫苑先生の「言語化の魔力」という本を読んでその内容とわたしの経験を絡めて書いてみたものだ。
この話の詳しいことは「言語化の魔力」を読んでみるとも理解できるだろう。
とりあえず、わたしの悩みは「トイレ掃除」で解消した。悩みなんて些細なことなのかもなー。
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