パニック発作を抑える方法・実践編①電車に乗る方法

今回は前回の続編という形でパニック発作を抑える方法の実践編としてわたしの体験談をもとに解説していこうと思います。

わたしはパニック発作を起こすパターンとして乗り物に乗るが挙げられます。主に電車に乗ると過呼吸になったり、喉が渇いたりすることがありました。

これが電車に乗って通学していた自分には大問題でした。

電車に乗ると「逃げられない」という脅迫観念に襲われて恐怖感や焦りが大きくなりパニックを起こしてしまうのです。

「電車に乗ることが怖くてたまらなかった、しかし、乗らないわけにはいかない」

なかなか辛い状況でした。

しかし、今は普通に電車に乗って遠くに旅行に行けるくらい普通に行えるようになりました。

あの頃の自分だったら

「嘘だろ、お前・・・」

と絶句していたことでしょう。

そう、パニック発作を起こさず電車に乗れるように人はなれるのです。

ただし、ある程度トレーニングが必要不可欠。

経験を積めば「電車乗るの、怖い」が「電車乗ること、できる」に変化します。

では、わたしが行ったトレーニングについて解説します。

事前準備

まず、体調を万全にしておきましょう。パニック障害は疲れていたり、睡眠不足やストレスがかかっている状態だと起こりやすいのです。

いざ、パニックを克服しようと勇気を出しても体調が悪いとどんな努力も無駄になります。

「パニックになりやすい状態でパニック発作になりやすい状況に飛び込む」ことはただの自殺行為です。絶対にやめてください。

せめて、パニック発作になりやすい状況に飛び込むなら、前日に睡眠時間を10時間はとりましょう。

とにかく、パニックになりにくい体調で挑みましょう。

トレーニング①ドアが開いたら飛び込む

では、体調が整ったら、まずやることは・・・「電車に飛び乗る」ことです。

「え、それって怖くないですか??」

はい、めちゃくちゃ怖いです。だってパニック発作をわざわざ起こす状況に飛び込むんですから。

「最初からそんなことして大丈夫??」

確かに心配になると思います。しかし、最初だからとにかく飛び込むしかないんです。

うじうじと「どうやったらパニックにならず電車に乗れるか」と延々と考えても結局いつまでも乗車できません。

とにかく最初は足を動かし、開いているドアから車内に突入しましょう。

わたしも最初開いたドアに飛び込む時は「あーーーーー、死ぬ!」と覚悟して車内に転がり込みました。

周りの乗客は迷惑でしょうが、仕方ありません。

もう、「えいや!!」と勢いよく乗車しましょう、それがはじめの一歩です。

トレーニング②一駅だけ乗ってみる

さて、戦々恐々な状態で乗車できたでしょうか??

もう乗った瞬間から心臓バクバク、心オロオロ、身体バキバキでしょう。

でも、いいんです。電車に乗車できたことを誇りに思ってとりあえず席に座って一息つくのです。

おめでとうございます。あなたは乗車することが出来ました。

まだ、パニック発作は起きていませんか?

大丈夫な方はとりあえず深呼吸しながら次の駅まで乗ってみましょう。

次の駅まで乗れたら降りて大丈夫です。

トレーニング③できた自分を褒める

一駅乗ってどうですか?

もし、あなたがパニック発作を起こしていなかったら、自分に

「おめでとう、克服できた」

と声をかけてあげましょう。

一駅乗れただけでそんな、克服できたなんて決めていいのか?

疑問かもしれませんがそれでいいんです。

だってあなたは「電車に乗れた」んですから。

パニックを起こさず乗れたことを、しっかり褒めましょう。

自分を褒めることで自信が生まれます。その自信がパニック発作を抑える一番の薬です。

トレーニング④後はひたすらチャレンジ。

さて、一駅電車に乗れたら、後はとにかく回数をこなしましょう。

一回乗れたことを自信にして「前より長い時間乗ってみる」「前とは違う路線に乗ってみる」などとにかく経験を積みましょう。

そのうち、パニック発作を起こさない自分に気づくでしょう。

そうなれば、トレーニング終了です。

おめでとうございます。パニック発作を克服です。

まとめ

いかがだったでしょうか??

これがわたしが「電車に乗るとパニックを起こす」を克服したトレーニングです。

つまり、電車に乗れる自分に気付けばパニックを起こさずに済むのです。
それに気づくには回数をこなすしかありません。

怖くても勇気を出して挑みましょう。挑んでいればいつか「恐怖」を克服できるのです。

皆様のお役に立てれば幸いです。

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