無理と怠けのその間

精神疾患になると極端な話、無理が利かなくなる。
これは本当に実感していることで一般的なサラリーマンのように1日8時間週5日なんてとても働けない。身体も心も保たないだろう。

とは言っても無理ができないからと言って何もしない、つまりボーッとしているのも辛い。「私以外の人は真面目に働いているのに自分だけ何もしなくていいのか??」という自責感情に駆られたり、暇でおかしなことを考えてしまい、苦しくなったりと何もしないのも案外しんどいものだ。

精神疾患の治療がある程度進み、日常生活が少しできるようになると大抵こんな状態に陥る。

言うなれば「無理もできないが、ボーッともできない」板挟み状態である。

一般の人からしたら、「何をふざけたことを言っている」「そんなことで悩むな!」と叱りたくなるだろう。

でも、現実としてそういう「無理もできず、怠けもできない」なんて状態はよくあるのだ。

では、どうしたらこの状態を脱却できるか考えてみよう。

まず、初めに行うことは「このことで悩む段階まで病気の症状を安定させた」自分を褒めよう。

精神疾患になった直後なんて正直苦しくてそんな悩みを考える余裕なんてないですから。

ある程度回復したからこそ、そういう変な悩みができるのです!

ここはもうとにかく自分に花束を送りましょう!

では、自分を褒めたらどうするか?

遊びに力を入れましょう!

何か創作に力を入れてもいいし、何か趣味のサークルに入ってもいいでしょう。
自分の好きなこと、やりたいこと、できることを少しずつ行うのです。

すると体力がついたり、ストレスに対する対処法、自分のできることが増えるなど、いいことが起きてきます。

それから少しずつでいいのでチャレンジして自分らしい生き方を模索していくのです。

その繰り返しの中で最初の悩み、「無理もできないが、ボーッともできない」板挟み状態から脱却しているでしょう。

少しずつ行動していくことが悩みを解決する方法です。

がんばりましょう!

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