今回は先日、精神科医で作家の樺沢紫苑先生がお薦めしていた、「運動脳」を読んでみたので感想を述べたい。
この運動脳で感じたことは「運動って最高の健康法だな」ということ。
自分は長年精神疾患に悩まされ、散々薬を飲んだり、いろいろ治療を行ってきた。
しかし、この本を読めば精神疾患の予防・治療には「運動」が何よりも大切なのだと思ってしまう。
運動はストレス、集中力、うつ病、記憶力、学力、発想力、健康全てに良い効果があると書かれている。
こんな万能な能力開発法、健康法は世の中にはないのだろう。
私がこの本を読んで一番興味深かったのはうつ病など精神疾患に対し、投薬治療よりずっと安価で継続的に効果的な方法が運動だということだ。
例えば、うつ病患者を無作為に3つのグループに分けて行った実験では、ゾロフトという抗うつ剤を服用するグループと週に3回、30分ずつ運動をするグループを比べた場合、どちらのグループも症状が改善した度合いに違いはなかったという研究が紹介されていた。
このことから、運動は抗うつ剤に匹敵する効果があるのだ。
この話を聞いて私はふっと気づいたことがある。
それは私の精神疾患の改善も運動を継続的に続けてきたことがよかったのではないかということだ。
病状が安定してきたここ数年はほぼ毎日の朝20分の散歩、夕食後にエアロバイクを30分漕ぐなど運動を熱心に取り組んできた。
運動を行ったから、私の病気は安定したのではないか?
その答えは全てこの本に書かれていること証明している。
日本人でうつ病や精神疾患が増えている現状を踏まえると「運動」こそ救世主なのかもしれない。
とりあえず、知り合いに精神疾患になった人がいるのでその方に運動をお薦めしようと思う。
身体を動かすことの大切さが学べる、そんな本でした!!
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