「あの頃の自分に言いたいことを一つ選ぶとしたら・・・」
20代も後半に入り、いろいろ経験を積んできた。
今でこそ、そこそこ毎日を楽しく暮らしている。
暗黒時代だった10代の自分には想像できないような出会い、思考、成長をして今の生活にたどり着いた。
今だからこそ10代の自分に一言言ってやれることは、
「世界は多種多様な生き方がある。だから目の前の”わかりやすい生き方”に固執せず、視野を広げる努力をしてくれ!!」
そう、10代の自分の頬を叩いて熱弁したい。
当時の自分はとにかく”目の前のレール”に縛られていた。
世間でいうところの「良い成績をとり、一流企業に入り、活躍する」というレールに乗った人生だけを目指していた。
だから、学校の成績に固執した。
とにかく努力すればうまくいく、うまくいかないのは努力が足りないせい。
そんなよく言えば「真面目な」、悪くいうと「視野狭窄で頑固な世間知らず」だった。
そういう感じにとにかく努力してうまくいかないければすべて自分のせいにして自分を責め立てていた。
正直、自分に対して虐待することが当たり前。
眠くなれば画鋲を足に刺して眠気を散らし、勉強から逃げたくなったら紐で自分を椅子に縛りつけた。
でも、その生活にも限界がくる。
結果的に受験は失敗に終わり、精神疾患を患うハメになった。
正直、バカみたいな話だ。
本末転倒で皮肉な結果で終わった。
では、そんな悲惨な10代の自分にアドバイスを送るとするなら、
「世界は多種多様な生き方がある。だから目の前の”わかりやすい生き方”に固執せず、視野を広げる努力をしてくれ!!」
ということだ。
この10代の時期にもし、何か学業以外に居場所を見つけていたら今とは違う、少なくとも精神疾患にはならずに済んでいたのではなかろうか?
そう思ってしまう。
そんなIFは存在しないのは百も承知だが、今思うとそんなことを思う。
多分年をとってあの頃の自分から時間的に距離が離れて視座が変わったからそう思うのだろう。
いうなら10代の自分の姿を上から覗き込んでいるイメージ。
今ならいろいろアドバイスできるが、昔の自分では何も言えないだろう。
年月が過ぎたから過去に文句が言える。
これもまた皮肉かな?
時間が経たないと自分に意見を言えないのは・・・。
とはいえ過去に囚われる気はさらさらないのでこの辺りで締めくくろう。
10年、20年後の自分に文句を言われないように”今”を生きよう。
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