「認知症が怖い」
ここ数年、そんな漠然とした悩みに苦しめられていた。
私の祖父は晩年、認知症を患って家族の顔も名前もわからない状態で亡くなった。
それを目の当たりにするとショックが大きかった。
幼い頃から一緒に遊んでもらい、常に可愛がってくれた祖父が呆けた表情で自分が誰だかわからず、この世を去った。
その様子がどうしても自分には恐怖でしかなかった。
「自分が誰だかわからずに亡くなる、それって悲しくないか?」
自分はごめんだ。
最後の最後まで息を引き取る時まで「自分」を失うことなく、生き切りたい。
ただ、それだけがわたしの密やかな願いだ。
そのためには自分を失わないようにする必要がある。
自分を失わないためには認知症を予防することが大切だ。
今の私は27歳。
まだ、認知症になる兆候はない。
しかし、時間は刻々と流れる。
今から何ができるか、何をすればクリアな脳を維持できるか?
手遅れになる前にやれることはやっておきたい。
そう思い、「SHARP BRAIN たった12週間で天才脳を養う方法」を手に取り、読んでみた。
この本はいつまでも健康的な脳を維持する、さらに脳を活性化させ、集中力や記憶力を向上させる方法について書かれた本だ。
この本によれば脳のパフォーマンスを上げるには5つのポイントがある。
それは
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動く
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発見する
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リラックスする
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栄養をとる
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人とつながる、の5つだ。
この中で最も腹落ちしたのは1.動くという点だ。
動くとはつまりは運動することを習慣つけるということ。
運動は脳の機能を向上させる生物学的効果があることが科学的に証明されている唯一の行動だ。
有酸素運動や無酸素運動、とにかく身体を動かすことは脳を鍛えるのに必要なことである。
認知症を発症、悪化させる原因の一つは足を痛めたりして運動量が減ってしまうことだ。
逆に言えば運動を定期的に行っていれば認知症の予防になる。
たった20分の早歩きを定期的に行うだけで認知症のリスクは低減するという研究結果も報告されている。
認知症になりたくなければ、運動を習慣にすることが大切になってくる。
このことを知ってからわたしは週に2〜3回はジムに通い筋トレを行ったり、ハーフマラソン完走を目指して1日6キロほど走ったりするようにしている。
そのおかげか、以前より格段に脳の性能は向上したように思う。
以前は頭がスッキリせず、いろいろと余計なことを考え、頭がゴチャゴチャとしている感覚をよく感じていた。
しかし、今ではちょっと頭がモヤモヤしたらすぐ運動をするようにして頭の中をスッキリさせることができるようになった。
このままの調子で歳を重ねていけば認知症とは無縁で生きていける気がする。
この本を読まなかったら、いつの間にか認知症になる未来が待っていたかもしれない。
今からしっかり予防して生きていきたい。
さて、筋トレでもしようかな?
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