「最近、衰えてきたな・・・」
そう母親に感じるようになってきた。ちょっと物忘れが増えてきたし、家にいてぼーっとする時間も増えている。
元々、母親は双極性障害があるし、以前症状が重篤で半年ほど入院してから身体がだいぶ衰えている。また、今まで家族の介抱に忙しくて友人らしい友人もおらず、家の外でのコミュニケーションをする機会もあまりない。
このままではまず間違いなく「認知症」になってしまうだろう。
認知症に母がなった場合、まず我が家は家庭崩壊を引き起こす。理由は詳しく言えないが母が家族の楔なのだ。
家族のバランスを保ってきた母には認知症になってもらっては家族全員が困る。
となれば、やるべきことは「母の認知症対策」を講じ、実行することだ。
今ならまだ「最悪の結果」は避けられると思われる。
では対策として何をするか、息子であるわたしにできることは何か??
まず前提として、母を認知症にしないように行動するつもりだが、そのためにわたしのプライベートを犠牲にすることはしたくない。
お互いに負い目を感じては今後の家族関係によろしくない。
言うなれば「Win-Win」を目指したい。
お互いに「やってよかった」と思えることを実行したい。
そこでわたしの足りない脳みそをフル回転して考えた。
おそらく、45秒経ったところで閃いた。
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「一緒に運動を行う」
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「一緒に勉強を行う」
この二つが一番効果的ではなかろうか?と考えた。
一緒に何かやり始めればお互い交流にもなるし、継続的に物事を行うときも続けやすいだろう。
では、やることをさらに細かく決めていこう。
まず、運動についてだがわたしが今まで散々読んできた書籍にはたいてい書いてあることがある。
それは「認知症予防には運動がいいぞ」と。
運動することで認知症のリスクはかなり低くなるデータをよく見かける。
だったら、そのデータを信じて実践してみようと思った。
とりあえず、わたしは来年ハーフマラソンにチャレンジする予定なのでその練習に母を付き合っていただこうと思う。
軽く有酸素運動を行うだけで認知症のリスクが低くなるだけでなく、寝たきりを防ぐのにも効果的だろう。
次に「一緒に勉強を行う」について。
一緒に行うことは先ほど書いた通り、継続しあえるのが狙い。
また、今わたしが勉強しようと画策していてなかなか手をつけられていない「簿記三級」を毎日決まった時間に勉強し合うのがお互いにとってベストだと思う。
元々母は計算など数字に強いタイプ。反対にわたしは数字にとっっても弱い。
本当に親子か疑いたくなるレベルでタイプが違う。
だから、計算に関わる「簿記」なら母もわたしより得意なはず。
高齢になって息子に何か教えられるという経験は母にとっては嬉しいものではないかと睨んでいる。
それに伴い、わたしが「簿記」ができるようになれば家業の経理の仕事も今以上に捗る可能性がある。
これはやらない手はないでしょう!!
いつまで母と仲良く過ごせるかわからないが息子のわたしからするとできれば健康に長生きしてもらいたい。
そのために今から少しでも対策を打っておこうと思うのだ。
わたしの知り合いでも早くに両親を無くした方が大勢いるがだいたいの方が口にするのは「もっと親孝行したかった」「もっと健康で長生きしてほしかった」といった声。
まだ両親が生きている今やれることはやっておきたい。
これがわたしなりの親孝行だと思うのでちょっとやってみよう!!
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