寛解はスタートライン

昨晩にオンラインサロン「樺沢塾 精神科医の仕事術」にて質問祭という企画があったので参加してみた。

主催者である樺沢紫苑先生が塾生の質問に端から答えていく質問祭。

今回はこの質問祭で学んだことを書き留めていきたい。

この質問祭で一番印象に残っている話は「メンタル疾患が寛解したらどのようなライフスタイルで日々を過ごしていけばいいのか?」という質問に関する樺沢先生の回答だ。

この質問に対する答えは「病気を再発させないために無理をしない」というもの。

樺沢先生いわくメンタル疾患が寛解いわゆる病気の状態が安定した状態になったとしてもそれは社会復帰するまでの道のりでいえばまだ中間地点にたどり着いたというだけ。

寛解してもすぐに社会復帰できるかというとそう簡単な話ではない。

社会復帰するには寛解した状態を少なくても3年、だいたい10年くらいの時間が必要なのだそう。

一番大切なことは病気を再発させないことだ。

寛解しても病気を再発させてしまっては元も子もない。

うつ病などのメンタル疾患は再発率が非常に高いのに、寛解したからすぐ社会復帰しようと無理をしてしまう人は後を絶たない。

無理をすればすぐ再発してまた治療を一から始めなくてはならない。

だから、寛解したからすぐ社会復帰しようとフルタイムで働いたりするのは避けた方がいい。

最初はパートタイムなど無理をしない働き方から始めて少しずつステップアップしていくことがセオリーだ。

私も統合失調症歴11年になるが病状が安定して寛解してのはここ数年。

まだまだ完全に社会復帰するには時間がかかると思う。

今は無理しない程度に仕事をしている。

その塩梅がちょうどいいのかもしれない。

無理が効かない身体だとしっかり自覚して、できることをできる範囲で行っていきたい。

何より念頭に置きたいのは「再発させない」こと。

焦らずゆっくり病気と付き合いたいと思った。

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