「最近、モヤモヤする」
「胸の内に何か溜まってる」
「イライラする」
「嫌なことが頭から離れない」
こんな風に思っている方は多いのではないか。
そういう方におすすめなのが、自分の感情を「ラクガキ」すること。
ここでいう「ラクガキ」とは「自分の感情を紙にラクガキとして表現すること」だ。
感情は表現することで「ガス抜き」「発散」することができる。
なぜ、ラクガキが「ガス抜き」「発散」になるのか?
それは私が思うに「言語化」と同じ効果があるからだ。
言語化とは自分の「感じたこと」「思ったこと」を言葉にして表現すること。
例えば、何かイライラしたことを友人に話す、ノートに書き連ねてみるなどが言語化だ。
言語化には①悩みの可視化、②悩みの整理、③外化、④ガス抜きなどさまざまな効果がある。
言語化について詳しく知りたい方は樺沢紫苑先生の『言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える』を読んでみることをおすすめする。
しかし、中には話す人がいないとか、文章で書き表すのに抵抗があるなどなかなか「言語化」がやりにくい方もいると思う。
そういう方におすすめなのが「ラクガキ」でガス抜き、発散を行う方法だ。
ラクガキなら紙とペンだけでできるし、ラクガキを描くなら幼稚園児でもできる。(ラクガキに美的センスは関係ない)
ラクガキするときオススメの方法は「自分のネガティブな感情をキャラクター化して書き表す」こと。
わたしがつい先日行ったラクガキをもとに説明すると、
❶まず自分の気持ちを感じる
例:「なんだか気持ちがモヤモヤする」
❷次にそのモヤモヤに名前をつける
例:「みんなTwitterのフォロワーが多くて妬ましい、嫉妬だな。嫉妬、しっと、しっとん?」
「ああ、この気持ちは『しっとん』だな!」
❸そして、名付けた気持ちをラクガキしてみる
例:「『しっとん』なんて名前だからきっと豚だな、モチーフは。きっといやらしい目をしているに違いない。あ、でもいやらしさがにじみ出ないようにサングラスで隠していると思う。でもって、口が大きくてわたしに「ねたましいやろ〜」と耳元でささやく怪しい詐欺師に違いない。」
❹最後にラクガキしたキャラクターの特徴、弱点も考えてみる
例:「こいつは嫉妬を感じたら出てくるから、他人との比較が鍵かな?そうだ、自分のいいところを思い浮かべるんのはどうだろう?あるいは『わたしはわたし、他人は他人と10回唱えるとか?」
ここまでやるとネガティブ感情のガス抜きができ、さらにその感情に対する対処法まで考えることができる。
これがネガティブ感情をキャラクター化して書き表すワークの一連の流れだ。
ここまでやっておけばまた同じ感情に心が支配されそうになっても「ああ、またあいつ(キャラクター)が出てきたな。対処法は〇〇だったな、〇〇して乗り切ろう」と考えることができ再発防止にもなる。
以上がネガティブ感情に対する「ラクガキ」による「ガス抜き」「発散」の効果とやり方だ。
わたしの伝えたいことはネガティブ感情を感じたらただ我慢するのではなく、文章でも、ラクガキでも、歌を歌うでもいいので自分のやりやすい方法で「ガス抜き」をする、ということだ。
現代社会はネガティブ感情を生みやすい。
自分に適した方法で対処して「生きやすい」生き方をしましょう!
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