「不安だ」
さまざまな場面で不安はよぎる。
私も今日かなりの不安を抱えていた。
「片手で22キロ上げられるのか??」
そう、それはトレーニングジムでのことだった。
この間まで私はダンベルプレスというトレーニングに使うダンベルの重さを20キロにしていた。
片手20キロのダンベルを両手に持って10回、上に下に動かすこのトレーニング。
正直ハードなトレーニングだ。
始めた当初は8キロのダンベルでも「ムリ〜〜(泣)」な私だった。
しかし、今では20キロでトレーニングができるようになった。
ただ、毎回同じ重さでトレーニングしても「現状維持」はできても「更なる進歩」にはつながらない。
だから、私はふっと思った。
「22キロのダンベルに挑戦しよう」と。
重さが2キロ変わる、これは大したことないように聞こえるかもしれない。
でも、私にとってはその2キロが遠くに感じる。
以前、チャレンジして失敗していたからなおのこと、戸惑いがあった。
それでも「未知の領域」に踏み込んでみたいという衝動に駆られ、22キロのダンベルを用意する。
そして、いざ持ってみると「お、重い・・・!」そう感じた。
「これ無理なんじゃないの??」
頭に一瞬駆けめぐる「諦めよう」というワード。
しかし、私はここで一つアクションを起こした。
「パンッ!」
手を一回叩いたのだ。
つまるところ、柏手を打ったのだ。
その瞬間、迷いが消えた。
そして、両手でダンベルを握りしめ、トレーニングを始めた。
すると、どうだろうか!22キロのダンベルを1回、2回・・・・・・10回!!上に下に動かせたのだ。
そう私は22キロのダンベルを使えるようになっていたのだ。
ここで注目したいのはなぜ、私は成功できたのかということ。
22キロのダンベルを扱えたのはいうまでもなく自分の身体がすでにその重さに耐えられるようになっていたからだ。
しかし、それがわかるには試す、つまりチャレンジする必要があった。
上の様子からわかるように私は最初逃げ腰だった。
それでもチャレンジすることができた。
なぜか?
その理由は「覚悟を決めるルーティン」を作っていてそれを行ったから。
私は常日頃から何かチャレンジしようとする時や、逃げ腰になった時は「柏手」を一回打つことを決めている。
以前流行った「五郎丸ポーズ」のようなものだ。
手のひらを叩くことで「思考と感情」の切り替えを行い、「チャレンジできない自分」を「チャレンジできる自分」に作り直していく。
何か「合図」を決めておくとマインドを切り替えやすくなり、結果良い結果が出ると私は思う。
人間は常にさまざまなモードで生活している。その場に適したモードを使えばパフォーマンスも上がるだろう。
しかし、なかなかモードが切り替わらず適材適所というわけにはいかないのが現実だ。
そこで何かしらルーティンを決めておくと、強制的にモードを切り替えられていろいろな場面で役に立つ。
みなさんも「ここは勝負時」という時には何かルーティンを作っておいて自分のモードを切り替えてみてはいかがだろうか?
そうすると「今までムリ」と思っていたこともできるようになったりするかもしれない。
オススメです!!
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