どうして人は心を病むのだろうか。
今の時代、そこいら中で「メンタル疾患」「精神疾患」「HSP」「発達障害」「発達障害グレーゾーン」など心の病や脳の特性など話題は尽きない。
それなのに心を病む人は減っているように思えない。
これだけ話題になっているのだから、少しは改善の兆しが見えても良いだろうに、そういう明るい話は耳にしない。
自分が統合失調症になった12年前は今よりもっとメンタルの病なんてあまり認知されていなかった。
あの当時は情報が今より少なく対応策なんてほとんど聞いたことがない状況だった。
だから12年前より情報の溢れた現在の方が心の病に関する対応方法などすぐ検索すればいくらでも見つかる。
だったら、少しでも良い方向へ向かうはずだ。
しかし、そういう兆しが見えない。
なぜだろう。
わたしが思うに対処法の情報が溢れていてもその情報を「上手に使う」ことはなかなか難しいのではないかということだ。
例えば原始人に耕運機を与え、「これを使えば簡単に畑を耕せる。これで田畑を作り、食糧を生産し、生活を豊かにしろ!」と情報を与えたとしよう。
果たして原始人は豊かな生活を送れるか?
答えは「無理」だろう。
なぜなら、原始人が農耕の技術を覚え、使いこなすことはそう簡単な話ではないからだ。
技術は長年の知識と経験があってこそ価値がある。
情報や技術は正しく使わなければ意味がない。
いくら有益な情報や技術が与えられても使いこなせなければ何も変わらない。
むしろ使い方を間違えれば悲惨な結果に終わるかもしれない。
(農耕機を争いの道具に使うかも・・・)
何が言いたいか??
与えられた情報や技術が社会に広がり、人々が使いこなすのにはある程度時間がかかるということだ。
時間をかけてていねいに情報を集め、そこから技術を生み出し、人々が認知して実際に使いこなすようになるまで予想以上時間がかかる。
時間の問題なのだ。
だから、これだけ情報が世に出回っているのに改善されないのはそういうわけだと思う。
とはいえ今失われる人々の幸福、今増え続ける精神的な苦痛をただ「時間が解決するだろう」と放っておくわけにもいかない。
とにかく、精神的な苦痛を減らし、幸福を生み出す時間をできる限り短くできるよう努力しなければならない。
では、どうするか?
実際に精神的な苦痛に悩まされた人がこれから悩むであろう人たちにできる限りリアルにわかりやすく実践しやすいように伝える必要がある。
そのためにわたしは自分の苦痛を解決する方法をとにかく生々しくリアルにそしてわかりやすく伝えていきたいと思う。
対処法を実践レベルまで噛み砕いて伝えていけば精神的な苦痛から解放される人々は増えていくだろう。
これでも散々精神的な苦痛を味わってきた経験はそこそこあると自負している(嫌な自負だとは自覚している)。
でも、今は比較的ストレスフリーに過ごすことができるようになってきたと思う。
そんな自分だからこそ、今できることは「精神的な苦痛を解消する方法を体験者として語ること」だと思う。
これからも精神的な苦痛を解消できるヒントを発信していけたら幸いだ!
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