【読書感想文】神様の御用人 継いでゆく者

あれ、このシリーズ最新刊出てたんだ!

そう思って思わず買ってしまった「神様の御用人 継いでゆく者」。

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思い起こせば大学に入って最初に大学図書館で借りたライトノベル。

10年近く追っていたシリーズだったので新刊が出ていて本当に嬉しかった。

神様の御用人シリーズは日本の神道に出てくる神様の願いを現代人である主人公が叶えてあげるという一風変わった設定の物語。

出てくる神様がどこか世間離れしているようで俗世にまみれている。

そのギャップがとても面白い。

ゲーム廃人な神様や浮気癖のある神様、神様の神社の奥に◯ーグル本社のようなオフィスがあったりといろいろぶっ飛んだ設定で笑いを誘う。

ちょっと疲れた時に読むと笑えて少し救われる。

最新刊に載っていた話で一番心に響いたのは「永遠の相槌」という話。

死後、鍛治の神様になった男が生前稲荷大明神からもらった槌(鉄を打つハンマー)にまつわるエピソード。

最初はなかなか神様の悩みを解決できず悩んでいた主人公。

しかし、ひょんなきっかけで無事問題を解決していた。

解決するとわかっていてもその途中の過程のどんでん返しは素晴らしい。

すごく人間臭い神様たちの悩みは現代人にも通ずるものがある。

また、新シリーズも始まるみたいで今からとても楽しみだ。

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