【レビュー】ユーモアは最強の武器である

「ダイダイさんの文章はユーモアがあって面白い」

以前、敬愛する精神科医で作家の樺沢紫苑にわたしのブログ記事を上のように褒めていただいた。

そう言われると嬉しいような恥ずかしいような気分になりました。

しかし、それと同時に「なぜわたしの書く文章はユーモアがあると評されたのか?」「そもそもユーモアってなんだろう?」「どうしたら人をクスリっと笑わせられるような文章が書けるのか」そんなことを考えた。

ユーモアってどういうものなのか?それを知りたいと思いこの「ユーモアは最強の武器である: スタンフォード大学ビジネススクール人気講義」を手に取り読んでみた。

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この本はスタンフォード大学の心理学者がユーモアがビジネスや実生活にいかに有用か、またジョークの作り方、ユーモアのマインドセットなど「笑い」について6年間研究した成果がまとめられている。

この本を読んでみた感想やおもしろいと想ったことなどをこれからまとめていきます。どうぞ、最後までお付き合いください。

ユーモアはあらゆる場面で有用!

わたしはこの本を読んでみてまず感じたことは、「ユーモア」や「笑うこと」は豊かで楽しい人生を生み出すのに欠かせないということ。

さらに言えばユーモアは創造性、生産性、レジリエンス、心理的安全性を生み出す力が秘められているのだと気づけた。

例えば、真面目なビジネスの現場には「ユーモア」や「笑い」なんてものは必要がないと思われがちだ。

しかし、ただ真面目に難しい顔をして仕事を遂行するより、「陽気に」「ユーモアを取り入れ」「楽しく」働いた方が生産性の向上や思わぬアイデアが閃くなど仕事にプラスになる場合もある。

人間は何か面白いことで笑うと脳内化学物質が変化する。ハッピーな気分になるドーパミン、人との信頼が深まるオキシトシン、高揚感の湧くエンドルフィンが分泌されるのだ。

この脳内物質の変化により4つの効果が強まる。本書ではそれぞれの効果を以下のように表現していた。

①    パワー 地位が高く知性に優れているという印象を与え相手の行動や意思決定に影響を与える。
②    つながり 知り合ったばかりでも信頼感が生まれ、打ち解けることができる。
③    創造性 それまで見落としていた関連性に気づきやすくなる。型破りなアイデアを提案しやすくできる。
④    レジリエンス ストレスが緩和され、挫折から立ち直りやすくなる。

わたしはこの中で④レジリエンスについて感銘を受けた。

わたしは昔からストレスに弱く何か嫌なことがあると挫折するタチだった。そういう時に限って暗い顔をして陽気さのカケラもなかった。

でも、陽気さやユーモアを発揮できれば乗り越えられるということに今気づけた。

最初はなかなか上手に笑えないかもしれないが少しでも陽気でユーモアを持ってストレスや挫折に対処できるようになりたい。

ユーモアのもとは「陽気さ」にあり!

次に感じたのがユーモアのセンスを身につけるには「陽気さ」が必要だということ。

ユーモアというものはどうやったら身につけられるだろうか??

今までわたしはユーモアというものは才能、生まれつきのセンスがないと身につけられないと思っていた。

しかし、本書によると「ユーモア」は運動と一緒でやればやるだけ身につけることができるもの、と書かれていた。

ただし、運動するためにはまずは「身体の動かし方」を知らなければならないように「ユーモア」も最初は基本的なことを知らなければ生み出すことができない。

その基本的なこととは何か??

それが「陽気さ」だ。

自分で笑うにも人を笑わせるにも「陽気な」気分がなければうまくいかない。

「陽気な」気分でいれば自然と笑えたり、笑わせたりしてユーモアが生まれるのだ。

だから、できるだけわたしも日々を陽気な気分で過ごせるよう努めたい。

その”ジョーク”はウケなくても大丈夫

さらにちょっと驚いたことがある。
それはユーモアのあるジョークはウケる、ウケないよりも適切かどうかの方が大切だということ。

「このジョークはみんなにウケるか?」と悩んでそのジョークを言い出せないことはよくあることだと思う。

しかし、聞いている人はそのジョークで笑えるかよりもそのジョークがその場に適切かどうかでその人を評価するそうだ。

だから、笑いが起きなくてもそのジョークが人を不快にさせたり、場の空気に合わないことがない限り、プラスに働くのだ。

このことを知ってわたしは今まで「このジョークはウケない」と思って発言しなかったことを後悔した。

さまざまな場面で思いついたジョークをちゃんと口にしていればウケないけど、自分の印象が良くなる可能性があったのかな?っと思ったからだ。

何事も言ってみないと結果はわからない。

これからは陽気にウケるウケないに関係なく「面白い」と思ったジョークは口にしていきたい。

最後に

以上がこの本を読んでの感想だ。

ユーモアは社会に必要なものであると理解できたし、ユーモアを生み出すには陽気さがカギだともわかった。

さらに勇気を出して言ったジョークが受けなかったとしても意外と好印象に映るということも知れた。

これからもユーモアな情報発信を続ける上で大切なことを学べて満足だ!

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